【楽天モバイル】通信できないiPhoneを通信させる裏技(iPhoneSE(1st)~iPhoneX)|その他設定も解説

みなさま、携帯料の見直しでお得にスマホライフをお過ごしでしょうか?

先日、7月8日に私のおすすめする楽天モバイルがiPhoneの一部に対応しましたが、旧iPhoneが利用できない(正式にはサポートされていない)ため、楽天モバイルを諦めている方も多いのではないでしょうか?

今回は利用できないiPhoneでも利用できるようにする方法を解説していこうと思います。

注意
利用はできるようになりますが、全て自己責任でお願いします。

楽天モバイルについて

特に「1年間無料」かつ、「楽天回線エリアなら使い放題」で利用できるのが大きな特徴です。

プランの詳細や使い勝手については下記を参考にしてみてください。

【楽天モバイル】自社回線、メリットしかない!使用感レビュー


気になる方は楽天モバイルのページへ


iPhone機種による違い

iPhoneの機種によって対応方法がことなりますので、自分の利用端末に応じて対応方法を見ていきましょう。

iPhoneXS以降~
正式にサポートされています。
下記設定等をすればより快適に利用可能
  1. 楽天LinkアプリのDL
  2. my楽天モバイルの設定

iPhoneSE~iPhoneX
正式にサポートされてません。
下記の対応で利用可能になります。
  1. 通信対応設定
  2. 楽天LinkアプリのDL
  3. my楽天モバイルの設定



通信対応設定 <iPhoneSE~Xまで>

iPhoneSE ~ Xまでの端末はSIMカードを入れても通信することができません。
ココで紹介するのは通信が行えるようにする方法になります。

対応必要端末
  • iPhoneSE(第1世代)
  • iPhone6S(plus)
  • iPhone7(plus)
  • iPhone8(plus)
  • iPhoneX

※上記端末以外はSIMカードを挿すだけで利用できます。

準備物

まずは対応を行うために、下記モノを準備しましょう。

  • 対応が必要なiPhone(上記記載端末)
  • RakutenMobileのSIM
  • PC
  • iTunes(PCにインストール)
  • ファイルをいくつか(手順に記載)



対応順序

STEP.1
iPhone設定1

既に設定されているプロファイルの削除を行います。
STEP.2
iPhone設定2

楽天モバイル用のプロファイルのインストールを行います。
STEP.3
PCの設定

iTunesのインストールと起動設定
STEP.4
IPCCのインストール

iPhoneにICPPの設定を行います。
STEP.5
通信確認と設定

設定完了後に通信ができるかを確認します。


STEP.1 iPhone設定1

iPhoneに楽天モバイルのSIMを挿入する

楽天モバイルiPhoneに挿入します。非対応端末の場合、SIMを挿入しても「圏外」になります。



「iPhoneを探す」をオフにする

「設定」アプリを開き、「Apple IDの設定」を押します。


Apple IDを設定を開いたら、「探す」を押します。その後、iPhoneを探すが「オン」になっていれば押します。「オフ」の場合はそのままで大丈夫です。


iPhoneでオンになっていれば、オフにして設定は完了です。



iPhoneのプロファイルを削除する

プロファイルは通信を行うための設定ファイルになります。
現状設定されているファイルでは楽天モバイルの通信ができないため、事前に削除します。

「設定」アプリから「一般」を押します。


一般の設定の中にある「プロファイル」を押し、インストールされている構成プロファイルを選択します。※複数ある場合は全て選択していきます。


プロファイルを選択したら、「プロファイルを削除」押して、プロファイルを全て削除します。



STEP.2 iPhone設定2

楽天モバイルのプロファイルを作成する

「safari」から「ASEINet-管理者Web」のサイトにアクセスし「コンテンツ一覧」を押します。


コンテンツ一覧の中の「iOSのAPNを設定する」を押し、「構成プロファイル作成ツール」を利用し、プロファイルを作成していきます。

ツールのAPNを「rakuten.jp」を入力して「プロファイル作成」のボタンを押しましょう。


ボタンを押したら、ダウンロードの許可を聞かれるので、「許可」して、ダウンロードが完了したら、閉じるを押して作成は完了になります。



作成したプロファイルをインストールする

「設定」から「一般」を押しましょう。


一般の中の「プロファイル」を押し、先程ダウンロードしたファイルを押しましょう。


「プロファイル」を選択したら、「インストール」を押し、承諾を聞かれるので「次へ」を押していきます。


さらに、警告を聞かれますが、「インストール」を押し、インストール完了になったら完了ボタンを押し、設定は完了になります。
※インストールすると一瞬、楽天モバイルの電波が立ちますが、すぐに圏外になります。



STEP.3 PCの設定

今回はWindowsでの対応方法になりますので、macの方はご了承ください。

PCにiTunesをインストールする

※既に「iTunes」がインストールされていれば、次の起動設定に移りましょう。

AppleのiTunesのDLサイトにアクセスし、DLボタンを押しましょう。


次の画面に移ったら、「入手」ボタンを押し、インストールしましょう。



iTunesの起動設定をする

インストールが完了したら、iTunesを立ち上げる前位にコマンドプロンプトから、起動の設定を行います。

コマンドプロンプト立上げは「windowsボタン」+「R」を押します。


ファイル名を指定して実行で「cmd」を入力し「OK」を押します。


コマンドプロンプトを立ち上げたら下記を入力していきます。

コマンドプロンプト
"C:\Users\ユーザ名\AppData\Local\Microsoft\WindowsApps\iTunes.exe" /setPrefInt carrier-testing 1

※ユーザ名にはあなたのログインユーザ名を入れます。
基本インストール先はココになりますが、端末の設定で変わってくるので、ご自身の状況に応じて設定しましょう。


入力したら、上記の画像のようになります。
ちなみに入力した意味は前述が「iTunesのインストール先のパス」、後ろが「設定コマンドになります。」



STEP.4 IPCCのインストール

IPCCをDLして準備する

IPCCファイルとは?
「キャリア」の設定ファイルになります。

今回はiPhoneにドコモのキャリア設定をインストールすることで、楽天モバイルを使えるようにします。

今回は「しゅうのブログ」でIPCCファイルが提供されていましたので、ご利用させていただきました。ありがとうございます。

IPCCが端末ごとに提供されていますので、自身の端末に応じてICPPをダウンロードしましょう。


IPCCをiPhoneにインストールする

iPhoneとPCをつなげて、PCで「iTunes」を立ち上げます。
立ち上げたら、iTunesでスマホのマークを押します。


iPhoneの設定のページに移ったら、「iPhoneを復元」を押します。
この時にキーボードの「Shift」を押しながら「iPhoneを復元」を押します。

※気になるようなら、バックアップを取っておくと安全でしょう。


「Shift」を押しながら「iPhoneを復元」を押すと、ファイル選択のダイアログが出てきます。

ココで、前述でダウンロードしたファイルを選択するのですが、この状態では表示されないので、右下の「ファイル種類」を押します。


ファイルの種類を下の「ipcc」を選択します。


種類を選択すると、前述で用意したファイルが選択できるようになるので、ファイルを選択して「開く」を押します。



STEP.5 通信確認と設定

通信の確認

icppのインストールが完了すると、通信が行えるようになります。
wifiを切ってWebがつながるか確認しましょう。


念の為、キャリアの設定がされているか確認するために、設定アプリから、一般に移ります。


一般の中にある「情報」を押し、情報の中のキャリアが「ドコモ 41.0」になっていたらインストールが完了しています。



設定戻し(「iPhoneを探す」をオンにする)

前述している「iPhoneの設定1」にある「iPhoneを探すをオフにする」同様にして、iPhoneを探すをオンにします。

気になる方は楽天モバイルのページへ



楽天LinkアプリのDL

App Storeから「楽天Link」アプリのDLを行いましょう。

Rakuten Link
Rakuten Link
開発元:Rakuten, Inc.
無料
posted withアプリーチ


このアプリから電話を掛けることで、国内通話が無料で行ます。
※iPhoneSE~iPhoneXの端末でも電話は可能でしたが、下記点に注意しましょう。

注意事項
アプリからけたとしてもサポート対象外の場合、料金が発生する可能性があります。
 
サポート外の端末
  • iPhoneSE(第1世代 / 第2世代)
  • iPhone6S(plus)
  • iPhone7(plus)
  • iPhone8(plus)
  • iPhoneX




my楽天モバイルの設定

iPhoneにはまだ「my楽天モバイル」のアプリがありません。

本来のmy楽天モバイルのアプリでは、自身の通信量の確認やローカルエリアでの高速通信にするかどうかの切り替えが行えます。

これを擬似的に行う方法が下記になります。

WEBページのmy楽天モバイルページ




ショートカットを利用してページを設定

iPhoneのショートカット(iPhone標準アプリ)アプリで下記の設定をしていきます。


ショートカットアプリから、新規のショートカットを作成していきます。次に「アクションを追加」を押します。


次の画面で検索枠で「URL」と入力します。


検索されたアクションの候補から、「URLを開く」を選択し、URLを入力していきます。

URL
https://portal.mobile.rakuten.co.jp/dashboard#home



URLで下記を入力し「次へ」を押します。次の画面で、登録するショートカット名を入力し、「完了」を押してショートカットの登録が完了になります。


次に登録したショートカットをホーム画面に登録していきます。
登録したショートカットのメニューを押し、更に次の画面のメニューボタンをおします。


画面が移ったら、「ホーム画面に追加」を押し、ホーム画面で表示するようの画像を設定します。

※ここで、my楽天モバイルのアイコンがあれば、準備しておくと良いでしょう。


写真があれば、選択し、最後に「追加」を押せばホーム画面に追加が完了します。


上記がホーム画面に追加されたショートカットになります。ショートカットを押せば、WEBのmy楽天モバイルのページに移動します。


通信速度の確認

気になる通信速度を測定してみました。
※私のiPhoneSE(1st)で試してみた結果になります。

通常時の速度

12時~13時、18時~19時以外の時間帯になりますが、安定して20M~30Mの速度がでていることがわかります。


混雑時の速度

12時~13時は取れていないが、18時~19時の時間帯になりますが、こちらも安定して20M~30Mの速度がでていることがわかります。




今回は楽天モバイルを対応していないiPhoneでも使えるようになる方法を解説しました。

もし、使えないからと諦めていた人がいたら、自己責任にはなりますが、やってみてもよいのではないでしょうか?

1年無料は大きいので、お得に活用していきましょう。

それでは、また次の記事でお会いしましょう。